弊社では、Enterprise Editionをご利用のお客様に向けて、対象のソリューションによる保護データを復元する際に生じた復旧費用について最大1000万ドルを負担する業界初のランサムウェア復旧保証を提供しています。Rubrik Enterprise Editionは、1つのサブスクリプションライセンスだけでランサムウェアからの完全な復旧を実現します。Enterprise Editionを利用すれば、ランサムウェアに対するレジリエンスを手に入れ、機密データの漏洩を特定しながらランサムウェア攻撃からの復旧を簡単かつ迅速に行えます。Microsoft Azure上に構築されたRubrik Cloud Vaultの保護データも、他のRubrikマネージドクラウドストレージ環境で保護されたデータと同様に、保証対象となります。バックアップデータの保存先がオンプレミスかクラウドかに関係なく、この保証により、一番必要なときにデータを確実に利用できます。RubrikのZero Trust Data Securityソリューションとランサムウェア復旧保証は、サイバー攻撃が急増している状況においてデータのセキュリティを維持し、サイバーリスクを軽減してお客様の不安を一掃します。

対象のソリューションには、Rubrik Enterprise Editionの250 TB以上のサブスクリプションと、Customer Experience Manager（CEM）サービスのサブスクリプションが含まれます。また、適用される保証期間においては、初回導入時と以降は毎月、CEMによる診断の実施とデータセキュリティのベストプラクティスすべてに従っていただく必要があります。

対象のソリューションでバックアップされ、次のいずれかに格納されているデータが対象となります。(1) Rubrik CDM、(2) Rubrik Cloud Vault（書き換え不可に設定されており、SLAポリシーでInstant Archiveの設定が有効な状態）(3) Rubrikマネージドクラウドストレージ環境 保護データは、適用されるSLAポリシーにおいてリテンションロック（コンプライアンスモード）が有効な状態でセキュリティ保護されている必要があります。

マルウェアのソフトウェアプログラムが外部のソースからシステムに感染（実際に被害が発生）してインストールされ、そのまま存続して、ファイルの重要な部分を暗号化し、暗号化されたファイルを複合するために支払いを要求し続ける、というものです。

Enterprise Editionは、Rubrikの包括的なランサムウェア対策ソリューションです。お客様は、攻撃の感染範囲を特定し、セキュリティ侵害の兆候を検出してマルウェア再感染を回避できるほか、機密データを検出して漏洩リスクを管理し、アプリケーションを復旧します。Enterprise EditionはRubrikのZero Trust Data Securityへのアプローチを実現し、お客様のサイバーリスクの軽減と、サイバー攻撃からの迅速な復旧を可能にします。

Rubrik Cloud Vaultは、Rubrikが販売・サポートしているマネージドのクラウドサービスです。組織がデータセキュリティの目標や目的を実現できるよう、実行可能なクラウドデータボルト（data vault）ソリューションを提供します。

Rubrik Cloud Vaultにより、RubrikのZero Trust Data Securityをクラウドに拡張し、完全に隔離されているRubrikのクラウド環境に書き換え不可の形式でデータをコピーし保存できます。ご利用環境から切り離された、安全なクラウドボルト環境でアカウントから隔離されたデータのコピーを保存することで、IT部門は復元に利用できるクリーンなデータを確保しているという安心感を得られます。

Rubrik Cloud Vaultを利用すれば、バックアップとアーカイブのニーズを満たすクラウドストレージを簡単、安全、かつ迅速に活用できます。Azure Blob Storage上に構築されているマネージドサービスであるため、データが削除されたり暗号化されたりすることはありません。さらに、価格にはストレージ料金とエグレス料金が含まれており予測可能なため、費用の変動を心配する必要もありません。 

Rubrik CEMは毎月診断を実施し、対象のソリューションが正しく設定され、セキュリティのベストプラクティスやその他の要件を満たしているかを確認しています。また、細部にわたる診断に加えて、CEMの検査ではパフォーマンスの傾向に関する詳細な分析が作成されます。これは機能をさらに最適化できる領域の特定に役立ちます。

保証対象ランクは、適用される保証期間中に対象ソリューションで（Rubrik CDM、Rubrik Cloud Vault、またはRubrikマネージドクラウドストレージ環境に）保護されているお客様のデータ量に対応します。以下の表に基づくランクにより、保証の支払い限度額（合計）が決まります。

^{*保護されているデータ量（ランサムウェアの攻撃時の保証契約の条件に適合しているデータ量を対象とします）によって保証のランクが決定されます。}

上記データランクは、対象のソリューションソフトウェアで保護されているデータ量に基づいて算出しています。250TB以上のデータがEnterprise Editionのサブスクリプションにデプロイされている必要があることにご注意ください。250TBを超えた分のデータで、対象のソリューションによって、Rubrik CDM、Rubrik Cloud Vaultのバックアップ層（書き換え不可で、Instant Archiveが有効な状態）、またはRubrikマネージドクラウドストレージ環境にバックアップされているデータは、対象ソリューションによって保護されているデータとみなされます。Rubrikによって複数の場所（オンプレミスのストレージとRubrik Cloud Vaultなど）に保護されているデータは、保証の上限額を決定する際に「二重にカウント」される可能性があります。 

対象のソリューションにより保護されているお客様のデータの復旧、復元または再作成の失敗に直接関連する費用は、（保証額の上限以内であれば）すべて対象となります。

CEMおよびお客様が初回の診断後にセキュリティプロトコルを導入した時点から保証の対象期間が始まります。その後、Enterprise Editionのサブスクリプション、CEM契約、毎月のCEM診断の実施と準拠が継続している限り、保証は有効です。いかなるタイミングにおいてもお客様が毎月の診断を停止したり、準拠したりしなくなった場合は、保証の対象外となります。

この保証は、RubrikのEnterprise Editionライセンス（250TB以上）とCEMのサブスクリプションを購入されているお客様に適用されます。保証に対する追加料金はいただいておりません。

いいえ。この保証の条件を変更することはできません。

対象外となります。ランサムウェア攻撃と復旧は、保証期間中に発生したものが対象となります。

RubrikのCEM専任チームが、データの健全性、ユーザーアクセス、データの暗号化、アプリケーションへのアクセス、APIセキュリティを網羅した業界のベストプラクティスに対応できるよう支援します。詳細については、セキュリティ強化のためのベストプラクティスガイドをご参照ください。