Rubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)とサイバー攻撃を阻止する革新的なセキュリティソリューションのグローバルリーダーであるSophos(以下 ソフォス)は本日、「Sophos M365 Backup and Recovery Powered by Rubrik」の提供に向けた戦略的パートナーシップを発表しました。本製品は、ソフォスのセキュリティ運用プラットフォームのSophos Central に完全統合され、MDR(Managed Detection and Response )に最適化された、初のMicrosoft 365バックアップ&リカバリソリューションとなります。この新製品は、ITおよびサイバーセキュリティチームを支援するよう設計されており、統合型のグローバルなプラットフォームを提供することで、SharePoint、Exchange、OneDrive、Teamsにおけるランサムウェア、アカウントの侵害、内部脅威、データ損失に対するサイバーレジリエンスを強化します。
ソフォスのCEOであるジョー・レヴィ(Joe Levy)氏は、次のように述べています。「デジタル変革が絶え間なく続くこの世界で、私たちは事業継続の在り方を再定義しています。これこそがサイバーレジリエンスの未来であり、知的かつ適応性の高いパートナーシップにより、組織は安全かつ迅速に対応し、中断のない業務の継続を可能にします。ソフォスの予防重視のアプローチとRubrikの確固たるリカバリ機能が1つになることで、企業は攻撃を受けた際でも、事業の継続性を維持できます。」
ソフォスは75,000以上のMDRおよびXDR顧客向けに、Microsoft 365の重要なデータに誤削除や悪意のある侵害が発生した場合でも、迅速かつ安全に復旧できる強力な新しいアドオンソリューションを提供します。本ソリューションは、Rubrikの業界をリードするSaaS型保護機能を、信頼性の高いSophos Centralプラットフォームに直接統合します。これにより、組織は既存のセキュリティ運用を強化するために、堅牢なデータリカバリ機能を柔軟に追加することができます。Sophos Centralは、エンドポイント、クラウド、ネットワーク、アイデンティティ、電子メール、ビジネスアプリケーションを対象に、350種類以上のテレメトリソースを統合します。本プラットフォームは、ディープラーニングやカスタムLLM、フロンティアモデルを活用し、攻撃対象領域全体で脅威を検知・対応することで、より効果的な防御を実現します。
RubrikのCEO、会長、共同創業者であるビプル・シンハ(Bipul Sinha)は、次のように述べています。「昨今の脅威を取り巻く現状を考えると、サイバーレジリエンスには包括的なアプローチが不可欠です。AIを悪用した攻撃や高度な侵害が増加する中、組織には単なる予防だけでなく、迅速かつ確実に復旧できる機能が必要です。今回のソフォスとのパートナーシップにより、企業のセキュリティチームがすでに利用しているプラットフォーム上で、こうした重要な機能を直接提供できるようになり、Microsoft 365のレジリエンスの水準が引き上げられます。」
進化する脅威を取り巻く状況
ソフォスの「ランサムウェアの現状」レポートによると、ランサムウェア被害を受けた約半数が、データを復元させるため身代金の支払いを選択しています。こうした状況にも関わらず、被害を受けた企業のうち、データの復旧でバックアップを利用した割合は54%にとどまっており、効果的なサイバーレジリエンス実践におけるギャップが存在し続けていることが浮き彫りになっています。
また、最近の調査では、Microsoft 365データの強力な保護が急務であることが明確になっています。Microsoft 365のテナントの60%がアカウント乗っ取りを経験しており、これは組織内での横展開攻撃の足掛かりとなるケースが多いことが分かっています。さらに、81%の組織が電子メールの侵害に直面しています。グローバル管理者の認証情報が侵害された場合、攻撃者は保持設定を不正操作し、重要な業務データを完全に削除できます。一方、既存のツールは、大規模かつ包括的な復旧を想定して設計されておらず、迅速な復旧に必要なスピード、きめ細やかさ、信頼性に課題が残ります。
ソフォスのMDRおよびXDR顧客にとってのメリットは以下の通りです。
- 安全かつイミュータブルなバックアップ:Rubrikは、エアギャップストレージ、WORMロック、顧客の保有する暗号鍵を通じ、Microsoft 365のバックアップを隔離します。多要素認証やデータロック機能により、認証情報が侵害された場合も改ざんを防止します。
- 迅速かつ柔軟なリカバリ:顧客はMicrosoft 365の電子メール、OneDrives、SharePointサイト、Teamsチャネルなどを、本来のユーザーまたは代替ユーザー(非アクティブアカウントを含む)に復旧できます。
- 保護の自動化:Rubrikは、Microsoft 365のユーザー、サイト、メールボックスを自動的に検出し、Entra IDベースのポリシーを適用し、委任管理者をサポートします。これらの機能はいずれもSophos Centralと連携することで、手作業が軽減されます。
- 統一された運用環境:Microsoft 365の保護とセキュリティ運用は、追加のツールを使用することなくSophos Centralで管理されます。
Rubrikとソフォスは、リスクに直面しても組織が確実に業務を継続できるよう支援するという共通の使命の下、ソフォスの顧客とパートナーに対し、脅威が侵入した場合でも、迅速かつ正確に復元可能な強力なソリューションを提供していきます。
本製品は、ソフォスのチャネルパートナーネットワークを通じ、今後数か月間以内に提供開始予定です。
Rubrikとソフォスのパートナーシップについての詳細は、ブログ記事をお読みください。
Sophos(ソフォス)について
ソフォスは、サイバー攻撃に打ち勝つための高度なセキュリティソリューションのグローバルリーダーかつイノベーターです。2025年2月にSecureworks(以下 セキュアワークス)を買収し、AIに最適化された革新的かつネイティブのサービス、テクノロジー、製品を通じ、サイバーセキュリティ業界を再定義してきた先駆者2社が1つになりました。ソフォスは現在、30,000以上の組織をサポートする世界最大のMDR(Managed Detection and Response)プロバイダーとなりました。MDRなどのサービスに加えて、ソフォスの包括的なポートフォリオには、先進的エンドポイントやネットワーク、メール、クラウドセキュリティが含まれ、Sophos Centralプラットフォームを通じて統合的防御を提供しています。セキュアワークスは、市場をリードする革新的なTaegis XDR/MDR、ID脅威検出と対応(ITDR)、次世代SIEM、リスク管理、包括的なアドバイザリーサービスを提供しています。ソフォスは、これらすべてのソリューションを、世界中のリセラーパートナー、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、マネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)を通じて提供することで、フィッシング、ランサムウェア、データ盗難などの日常的なサイバー犯罪や、国家主導型サイバー攻撃から世界60万以上の組織を守っています。このソリューションは、Sophos X-Opsによる過去およびリアルタイムの脅威インテリジェスと、新たに統合されたCounter Threat Unit(CTU)によって強化されます。ソフォスは英国オックスフォードに本社を置いています。
Webサイト:www.sophos.com
Rubrik(ルーブリック)について
Rubrikは、世界のデータを安全に保護することをミッションとしており、Zero Trust Data Security™で企業がサイバー攻撃、悪意のあるインサイダー、および業務の中断に対するビジネスの回復力を達成できるよう支援します。機械学習を活用したRubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、およびSaaSアプリケーション全体のデータを安全に保護します。またRubrikは、データの安全性を維持し、厳しい条件下でのデータの可用性を実現するとともに、データのリスクと脅威を継続的に監視し、インフラストラクチャが攻撃された場合でもデータと共にビジネスの復旧を支援します。
Webサイト:https://www.rubrik.com/ja
本件に関するお問い合わせ先:
Rubrik Japan 広報代理(ホフマンジャパン株式会社内)
担当: 村住 / 竹房 / 田中
Email: RubrikJP@hoffman.com
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