ファッションブランドのMaxMara、グローバル事業のデータ保護に向けてサイバーレジリエンスを強化
サイバー脅威が蔓延する今日、攻撃は不可避であり、重要となるのは堅固なインシデント対応計画の策定です。Rubrikがもたらした真のメリットは、何をどのように実施すべきかを正確に把握する能力、そして危機に際しては的確に対処できる能力に対する意識を高め準備態勢を整えることができた点です。どんな日が訪れようとも、救命ボートがあれば、それを利用できます。
課題
MaxMaraはファッション分野において、世界有数のブランドです。このイタリアの代表的ブランドは数十年に渡って、女性たちを洗練された、時代を超えたスタイルで飾り、年間20億ユーロを超える収益を生み出しています。その舞台裏では、5,000人の従業員たちが事業継続にとって最も重要となる、知的財産であるデザイン、顧客データ、製造生産などの「最も貴重な財産」を保護しながら、MaxMaraのグローバル事業を支えています。
主に次のような課題を抱えていました。
成果
MaxMaraはRubrikの導入により、次のことを実現しました。
レガシーなツールでは最新の脅威に対処できない状況
MaxMaraでは、デジタル化の拡大によってますます複雑化するデータセキュリティ要件に頭を悩ませていました。最高インフラストラクチャ責任者のGianluca Piccinini氏は次のように述べています。「当社で使用していたレガシーなツールは単に毎日のバックアップを目的としていました。しかし、ツールが複雑だったため、管理はMSPに外注しなければならず、これは不要なコストがかさむというだけでなく、復元を依頼した場合には、最大で1週間もかかってしまうことになります。このような制約により、当社のデータの完全性と業務効率は不要なリスクにさらされていたのです」。
MaxMaraは包括的なデータセキュリティを提供し、サイバー攻撃時には迅速な復旧を実現して運用上の影響を最小限に抑えることのできるソリューションを必要としていました。
「私たちはデータセキュリティとサイバーレジリエンスを確保するための取り組みを日々重ねています。それこそが企業の継続性を確かなものとする要素だからです。データの侵害や損失は事業に損害を与えるとともに、顧客の信頼を損ない、最終的には当社の評判を傷つけることになります」とGianluca Piccinini氏は強調しました。
Rubrik導入による変革
脅威検知の迅速化とコスト効率に優れたレジリエンス
MaxMaraはRubrikのネイティブな不変性、脅威検知機能、統一されたクラウドデータ保護を求めてRubrik Security Cloudを採用しました。
「Rubrikはゲームチェンジャーです。ビジネスクリティカルなデータベースをきっかり34秒で復元することができました。以前は最大5時間もかかっていたものです。さらに、すべてのバックアップ履歴全体を数分で確認し、最新のクリーンな復元ポイントを特定して安全に復元することができます」とGianluca Piccinini氏は述べ、MaxMaraにもたらされた計り知れないメリットを強調しています。
Rubrikのクラウドネイティブな保護により、MaxMaraではAWSとGCP環境全体にわたる統一した制御とマルチクラウドバックアップの連携が可能になりました。クラウドワークロードを1時間未満で再開できるようになったため、オンプレミスとクラウドの両方で、継続的な運用、ダウンタイムやデータ損失からの保護がすべての重要機能に対して確保されるようになりました。
MaxMaraのCIOのAntonio Farini氏によれば、Rubrikの効果はテクノロジー以上のものがあります。「Rubrikを導入したことで、データセキュリティに対する安心と信頼のレベルが大幅に上がりました。サイバー脅威が蔓延する今日、攻撃は不可避であり、重要となるのは堅固なインシデント対応計画の策定です。Rubrikがもたらした真のメリットは、何をどのように実施すべきかを正確に把握する能力、そして危機に際しては的確に対処できる能力に対する意識を高め準備態勢を整えることができた点です。どんな日が訪れようとも、救命ボートがあれば、それを利用できます」。
Rubrikを導入したことで、MaxMaraは時間を超越したファッションの遺産に釣り合う確固としたサイバーレジリエンスで対応できるようになり、事業とお客様からの信頼を妥協することなく守っています。
Rubrikを活用して当社の最も貴重な財産を守ることで、サイバー脅威にさらされても、MaxMaraの使命を自信をもって継続していくことができます。