サイバー脅威は、仮想化インフラに対する重大なリスクとなっています。Rubrik Zero Labsによる最新の調査では、全産業の83％の暗号化データが仮想化アーキテクチャ内に保管されています。
仮想化アーキテクチャは通常、従来型のエンドポイントよりもセキュリティ範囲が手薄です。それによってセキュリティの死角が生まれ、結果として攻撃者の自由なアクセスを許すことになります。そうした危険に加えて、ハッカーがバックアップデータを標的とする傾向が強まっていることで、バックアップが侵害されるとランサムウェア攻撃からの復旧コストが8倍に膨らむことになります。
こうしたサイバー環境の課題を踏まえると、従来のバックアップソリューションや復旧ソリューションでは、事業を保護して継続性を確保するのに不十分となっています。真のサイバーレジリエンスを達成するには、仮想ワークロードを保護し、脅威検知と攻撃からの迅速な復旧を可能にする新たなアプローチが必要とされます。
RubrikによるNutanix仮想化インフラの保護方法
Rubrikは既に、Nutanix AHVハイパーバイザ、Nutanix Files Storage、Nutanix Objects Storageソリューションなど、Nutanix環境向けにデータ保護を提供しています。また、Nutanix環境向けには、次のような幅広いセキュリティ機能も提供しています。
Rubrik Secure Vaultによる安全なバックアップの提供。書き換え不可のバックアップは、変更や削除を防ぎます。論理的に隔離された環境によって、攻撃者はバックアップを改ざんできません。さらに、厳格な多要素認証の適用やリテンションロックといったセキュリティ機能がプラットフォームに直接組み込まれているため、データ可用性の維持と悪意ある削除や意図しない削除の防止が確保されます。
AHV環境への脅威を継続的にモニタリングする機能に加えて、データの削除、変更、暗号化を検知する機能を備えていることで、ランサムウェアの最適な調査を可能とします。事業運営の迅速な復旧を確保するため、異常検知を利用し、ランサムウェアに感染したVMやアプリケーションを特定し、最新のクリーンなスナップショットからデータの復元をお手伝いします。
バックアップ内の脅威インジケーターの自動検知により迅速な対応を実現。IOCのターゲット検索と過去データ分析を通じて、新たな脅威の特定も可能です。
機密データ漏洩の特定とモニタリングで、データセキュリティ態勢を最大限強化。機密データのアクセス権限に関するインサイトも得られるため、機密データ漏洩のリスクを低減できます。
VM、アプリ、ファイル、ユーザーを必要な範囲のみで復元させることにより、迅速な業務復旧を実現。一括復旧機能により、複数のVMやVMグループ全体を復旧できます。
AWSおよびAzure上のNC2向けRubrik：一般提供中
多くの組織でアプリケーションの実行やインフラの拡張において、クラウドを活用するケースが増えています。こうした需要に応えるため、NutanixはアプリケーションをAWSやAzure上で実行できる、ハイブリッドマルチクラウドプラットフォームのNutanix Cloud Clusters（NC2）ソリューションを提供しています。これにより、オンプレミスのNutanixインフラのパワーを保持しながら、パブリッククラウドの高いアジリティ、拡張性、柔軟性を享受できます。
この度、RubrikとNutanixは、AWSおよびAzure上のNC2で実行されるワークロードを保護するため、パートナーシップを拡張しました。NC2ワークロードをRubrikのSaaSプラットフォームであるRubrik Security Cloud（RSC）に組み込み、RSCのデータ保護・セキュリティ機能を活用してNC2で実行するワークロードを管理・保護できるようになりました。
Rubrikは、オンプレミスで仮想ワークロードを管理する組織向けに最高品質のセキュリティソリューションを提供してきた、信頼のおけるパートナーです。パートナーシップを拡張して、AWSおよびAzure上のNutanix Cloud Clusters（NC2）で実行するワークロードを保護できるようにすることで、ハイブリッドマルチクラウド上で優れたセキュリティとサイバーレジリエンスを実現するというRubrikのコミットメントをいっそう確かなものにしています。
- Saveen Pakala、プロダクトマネジメント担当VP、ハイブリッドクラウドプラットフォーム、Nutanix
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アプリケーションの実行にクラウドを活用する組織が増えていますが、クラウド上のセキュリティは他の環境とは異なります。Nutanixとの長年にわたるパートナーシップは、オンプレミスで仮想ワークロードを実行する組織のセキュリティを力強く支えてきました。これまでのパートナーシップを拡張し、AWSおよびAzure上のNC2で実行するワークロードも保護対象に加えたことで、お客様は業界最高水準のサイバーレジリエンスを得られるようになり、よりいっそうの安心を得られます。
- Anneka Gupta、最高製品責任者、Rubrik
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RubrikはNutanix Readyパートナーであり、AHV、Nutanix Flow Virtual Networkingソリューション、Azure上のNC2など幅広いNutanixサービスと互換性があります。Rubrikの高度なセキュリティ機能とNutanix環境とのシームレスな統合により、最高水準のデータ保護とサイバーレジリエンスを維持しながら、クラウドネイティブワークロードを安心して利用できます。
もっと詳しく知りたいですか？ 詳細についてご興味をお持ちの方は、インタラクティブデモからNutanix向けのRubrikを実際にご体験ください。