セキュリティおよびAI分野のリーダーであるRubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)は本日、Predibaseの買収完了を経て、「Agent Rewind」の提供開始を発表しました。Predibase AIインフラストラクチャを基盤としたAgent Rewindは、AIエージェントが行った操作を可視化し、アプリケーションやデータに加えられた変更を元に戻す機能を提供します。

IDCのリサーチマネージャーであるジョニー・ユー(Johnny Yu)氏は、次のように述べています。「企業がAIへの投資を検討する際、AIエージェントが引き起こす可能性がある誤作動を考慮しないことがよくあります。AIエージェントは『非人間的エラー』という新たな概念をもたらし、人間によるミスと同様に、組織はAIエージェントが引き起こす重大なミスを修正できるソリューションを検討すべきです。」

Rubrikの最高製品責任者であるアネカ・グプタ(Anneka Gupta)は、次のように述べています。「AIエージェントが自律性を高め、成果を最適化する中、意図しないエラーにより業務停止につながる可能性があります。Agent Rewindは、Predibaseの高度なAIインフラストラクチャとRubrikのリカバリ機能を統合させることで、企業が安心してAIエージェントを導入できるように支援します。これにより、組織は望ましくないAI のアクションを追跡・監査し、安全に元に戻せる明確なプロセスを持つことができるようになります。」

AIエージェントは大きな可能性をもつ一方、人間と同様にミスを引き起こし、予期しない形で業務を中断させてしまう可能性があります。最近のAIエージェントによるエラー事例は、技術的な誤作動や法的問題から、本番環境のデータベース全体の削除に至るまで多岐にわたります。最近の調査によると、AIエージェントが処理の流れを見失い、効率を優先して判断を誤り、簡単な複数ステップの作業ですら上手く完了できない事例が確認されるなど、その信頼性と効果を損なう重大な課題が明らかになっています。

Agent Rewindは、これまで不透明だったAIのアクションを可視化し、監査と復元を可能にするもので、監査証跡と不変スナップショットを作成することで、安全なロールバックを実現します。現在の可観測性ツールは、問題の発生状況を示すだけで、その理由や、高リスクなアクションの復元方法を示してくれるものではありません。

医薬品・診断薬開発のグローバルな研究パートナーで、バイオ検体ソリューション・プロバイダーであるBioIVTの最高情報セキュリティ責任者のチャド・パレット(Chad Pallett)氏は、次のように述べています。「Agent Rewindは、問題の発生状況とその理由、そしてそれを取り消す方法について、包括的に対応します。AIを活用する際には、可観測性とセキュアなロールバックが不可欠です。RubrikとPredibaseは、データの安全性とモデルの高速性だけでなく、AIのリカバリ能力も提供してくれます。真の可観測性と修復が求められている現在、Agent Rewindは私が待ち望んでいた解決策です。」

AIが誤作動した際、Agent Rewindは以下の機能を提供します

  • コンテキスト強化型の可視性:エージェントのアクション、使用したツール、その影響を明らかにし、各アクションをプロンプト、計画、ツールといった根本原因まで遡って関連付けることで、問題発生時の正確な復旧を実現します。
  • 安全なロールバック:Rubrik Security Cloudを使用することで、ファイル、データベース、構成、リポジトリなど、変更された内容を元に戻します。
  • 高い互換性:Agentforce、Microsoft Copilot Studio、Amazon Bedrock Agentsなどの幅広いプラットフォーム、API、エージェントビルダーとシームレスに統合可能で、任意のカスタムAIエージェントにも対応しています。

Agent Rewindの詳細や、AIエージェントの課題と可能性に対するRubrikの見解は、Rubrikのブログもしくはこちらのデモをご覧ください。

Rubrik(ルーブリック)について

Rubrikは、セキュリティとAIを中核とする企業として、データ保護、サイバーレジリエンス、エンタープライズAIの活用推進を支える領域で事業を展開しています。Rubrik Security Cloudプラットフォームは、安全なメタデータおよびデータレイクを基盤として、アイデンティティ・レジリエンスを含む強固なサイバーレジリエンスとリカバリ機能を提供し、業務の継続を支援します。またRubrikは、生成AIのセキュリティ強化と導入を支援する「Predibase」も提供しており、エージェント型アプリケーションにおいて卓越した精度と効率性を実現します。
Webサイト:https://www.rubrik.com/ja/

本件に関するお問い合わせ先:
Rubrik Japan 広報代理(ホフマンジャパン株式会社内)
担当: 村住 / 竹房 / 田中
Email: RubrikJP@hoffman.com

©2025 Rubrik, Inc. All rights reserved.
RubrikはRubrik, Inc.の登録商標です。

Zero Trust Data Management™はRubrik, Inc.の登録商標です。
本ドキュメント中に記載された会社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。