Microsoft SQL Serverは、今日利用されている主要なデータベース管理システムの1つです。アプリケーションと連携して、トランザクション処理、ビジネスインテリジェンス、アナリティクスなどを含む各種タスクを可能にします。多くのデータベース管理者にとって、SQLサーバーのバックアップと管理は、その職務内容において最も重要なタスクの1つとなっています。
Microsoft SQL Server には、主に以下の3種類のバックアップがあります。
フルバックアップ:その名が示す通り、テーブル、インデックス、関数などを含む全データをバックアップします。
差分バックアップ:前回のフルバックアップ以降に変更された内容のみをバックアップします。差分バックアップは累積的なものであるため、差分バックアップごとに、前回の差分バックアップからの変更すべてが格納されます。このため、定期的にフルバックアップを取って、差分バックアップファイルのサイズを小さく保つことをお勧めします。
トランザクションログ:データに加えられた変更内容すべてとその個々の変更日時を逐一記録します。フルバックアップと差分バックアップに加えてトランザクションログもバックアップしておくことで、SQLデータベースを特定の時点へと復元することが可能となります。
これらのバックアップ方式はひとまとまりの手法として機能します。たとえば、フルバックアップを週1回とし、これを毎晩の差分バックアップと毎時間のトランザクションログバックアップで補完するといった形にすることも可能でしょう。
バックアップエラーが発生すると、コストがかかり時間を浪費する事態となる可能性があります。ここでは、SQLデータベースのバックアップにあたって避けるべきよくある間違いをいくつかご紹介します。
監視の過剰または過度の不足。Microsoft SQL Serverのエラーログを定期的に確認しましょう。エラーについて通知を受けられる自動化されたプロセスを導入してあれば理想的です。ただし、情報が多すぎると自分の作業が遅くなる可能性がありますのでご注意ください。バックアップが正常に完了するたびにトランザクションログがどんどんたまっていっぱいになるようなことのないようにしましょう。トランザクションログに制限を設けることで、本当に重要な情報を速やかに見つけられるようになります。
明確な計画の欠如。復元に関するニーズを把握し、データの種類に応じた適切な戦略の実施を確実なものにし、プロセスの各部分に対する責任者を明確にしておく必要があります。計画を文書化しておけば、復元の際に時間を節約でき、フラストレーションがたまることもありません。
計画に対するテストの欠如。テストされていないような復元戦略はないも同然です。データの喪失や破損が発生する前にバックアップからデータベースを実際に復元してみれば、実行する計画に必要な人員とプロセスがすべて組み込まれているかどうか判断できます。
一元管理型バックアップマネージャーの欠如。複数のサーバーを管理する場合、すべてのプロセスを1つのダッシュボードから管理できれば、時間、労力、コストの節約になります。
Rubrikは、すべての Microsoft SQL Serverシステムを1つの場で管理できるようにすることで、データベースのバックアップをシンプルなタスクにします。これはオンプレミス環境かAzureクラウド環境かに左右されません。
各SQL Server上のすべてのインスタンス、データベース、クラスターを自動検出します。
SLAポリシーをSQL Serverに割り当て、そのポリシーをすべてのインスタンスとデータベースに継承させます。さまざまなポリシーをサーバーレベル、インスタンスレベル、データベースレベルで設定可能です。
ストレージ要件を減らすため、永久増分バックアップを採用しています。差分バックアップとは異なり、永久増分バックアップは1回のフルバックアップのみで済みます。
ライブマウント(下記参照)により、RTOをほぼゼロにまで減らします。
Rubrikでは、さまざまなユースケースに対応できる復元手法として、主に以下の3つの選択肢を用意しています。
復元:データ損傷が発生した本番稼働データベースを削除し、同じ名前とファイル構造でRubrikのバックアップから再作成します。これは通常、元のデータベースが機能しなくなったときの完全な復元として用いられます。
エクスポート:元のデータベースを削除したり、元のデータベースに影響を与えたりすることなく、新しいデータベースをRubrikのバックアップから作成します。新しいデータベースは名前変更や再構成が可能です。この選択肢は、テストする目的でデータベースのコピーが必要な場合によく利用されます。
ライブマウント:データベースのバックアップファイルをRubrikクラスター上に直接マウントします。データベースがネットワーク経由でコピーされるのを待つ必要がないため、ほぼ即時に実行できます。ライブマウントは元のバックアップの内容を一切変更しないため、テストやアイテム単位の復元に適した、素早く簡単に実行できる選択肢となっています。
RubrikがMicrosoft SQL Serverのバックアップをいかにシンプルなタスクにすることができるか、詳細をご覧ください。
Rubrikは、お客様の会社のSQLデータベースすべてを、書き換え不可のクラウドストレージへと自動的にバックアップします。このクラウドストレージは、問題発生の兆候が最初に確認された時点において、短い目標復旧時間で展開可能な状態が確保されています。
SQLデータベースは稼働中でもバックアップ可能です。ただし、問題の発生時に既知のRPOおよびRTOで全情報がバックアップにより確実に取得されるようにしておくことが重要です。