業界きっての聡明な人たちからサイバーセキュリティについて学びたいとお考えなら、Data Security Summitが最適な場です。今年のSummitには、CIAの元CISOや、国際刑事警察機構(インターポール)のサイバー犯罪部門のアシスタントディレクターに加えて、2つのプロスポーツチームのテクノロジーリーダーとのセッションがあります。このすべての専門知識をたった2時間に詰め込み、少し変更を加えました。これはオンラインイベントです。ちなみに、無料だということはお伝えしたでしょうか。

Data Security Summitに参加するのは、考えるまでもないことだと私たちは思っていますが、だれもがそうとは限りません。そこで、9月14日開催の、無料で情報満載のシンポジウムに参加しなくてもよい理由を5つ紹介します。

生まれながらに強運の持ち主で、間違いなく、絶対に、決して侵入されることがない

なるほど。家の庭は四つ葉のクローバーで埋め尽くされている。風が吹くと、髪が自然にブローされる。組織がデータ漏洩に遭うことがないようにと流れ星に願えば、これで準備万端。

もし該当するなら、納得します。参加しないでください。

ただ、人間はだれしも、良いことが起こる頻度を過大評価し、悪いことが起こる頻度を過小評価するという、楽観主義バイアスに悩まされていることを考えてみてください。寒い日に「まあ、大丈夫だろう」と家に上着を置いてきてしまう人は楽観主義バイアスの持ち主です。

また、70%近くの企業が昨年、ランサムウェアで被害を受けたことも思い出してください。

でも、強運の持ち主であれば、おそらく大丈夫でしょう。
 

一緒に働いている全員に絶対的信頼を置いている

分かります。運は当てにはしていないけれど、それよりもっと確実なもの、つまり従業員を信じているんですね。

ご自身は、予防・検知・対応全般にわたるインフラストラクチャのセキュリティへの投資で、その役割を果たし、チームは素晴らしいアウトリーチ活動を行ってきました。そして、会社の全員がセキュリティトレーニングを受けることが求められました。全員が会社の安全を守るために自分の役割を果たしてくれると、完全に信頼しているというわけですね。

ただ1つ問題があります。私たちはいつも同じ昔ながらの攻撃に対応しているわけではありません。攻撃は心理操作が上手くなり、より巧妙になっているのです。ベンダーから送られてきたように見えるメールにあるリンクを1度クリックするだけで、システムが侵害されてしまうのです。

Data Security Summitでは、サイバーセキュリティの最前線にいる人から、インフラストラクチャのセキュリティとデータセキュリティをどのように組み合わせて、今後起こり得る侵害への対策を講じることができるか学べるでしょう。たとえ最悪な事態が起こり、システムに侵入されても、データを保護する堅牢な計画が手中にあります。

だれもが忙しくしています。そして、注意散漫になり誤りを犯します。しかし、従業員をひとり残らず信頼でき、数千億ドル規模の犯罪業界の裏をかけるなら、Data Security Summitに参加する必要はないという判断は正解です。

Chris Krebsと先週、ランチをした

米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁の元長官の親友でしたか。分かりました。

Chrisの親友なら、今回の偉大な登壇者全員ともつながりがあるでしょう。それなら当然、次のようなことについて、それぞれ微妙に違う独自の見解を聞く理由はありませんね。

  • サイバー攻撃から国民のデータを守ることについて

  • データセキュリティをサイバーセキュリティ戦略全体に組み込む方法 

  • すぐに使える実践的なヒント

  • 人気のスポーツチーム(ウソではありません!)でのデータセキュリティの役割

そうですね。今回は見合わせてください。ところで、ランチはどうでしたか? 

サイバーセキュリティ的予知能力がある 

すでに知っているなら、サイバーセキュリティの未来を学ぶ必要はないですよね? (ちなみに、その予知能力で来週の宝クジの当選番号が分かればいいのに、というのは私の独り言です。)

Data Security Summitの登壇者は、サイバーセキュリティの最前線で数十年におよぶ経験を積んできただけでなく、次に何が起こるか正確に把握しています。CISAのエグゼクティブアシスタントディレクターのEric Goldstein氏、インターポールのサイバークライムディレクターのCraig Jones氏、MicrosoftのクラウドセキュリティのCVPであるShawn Bice氏の全員が現状と今後の展望に関する見解を提供してくれます。 

でも、すべてご存知かもしれませんね。もし、そうなら聞かせてください。その未来を予見できる能力は、サイバー犯罪との闘いの次の武器になるかもしれません。

9月14日に用事がある 

しなければならないことがあるのですか? 心配しないでください。分かりますよ。

私たちは組織の最も重要な資産で、あなたやあなたの同僚の管理下にはなく、それなしではビジネスが文字通り機能しなくなる、置き換えできないものの1つを守る方法について話しています。しかし、それ以上に大切なことが予定に入っているなら、仕方ありません。

ただ、Data Security Summitは2時間ですし、時間を無駄に使っている部分はどこにもありません。インサイトを次から次へと立て続けに詰め込んだイベントです。スケジュールに少しでも余裕があるなら、参加を検討してください