今日において、サイバー攻撃は組織のデータに対する最も重大な脅威となっています。1,600人を超えるITおよびセキュリティ担当者からの調査回答に基づく2023年春のRubrik Zero Labsレポートでは、ITおよびセキュリティ責任者の99%が、2022年に自社の環境で1回以上、攻撃報告を受けたことが明らかとなりました。そうした攻撃からの復旧は複雑な試みであり、スキルを持った専門家だけでなく、より迅速で安全な復旧のための必須手順でITチームを効果的に導いてくれる専門的なサイバーリカバリツールも必要となります。 

サイバーリカバリにおける課題 

組織へのサイバー攻撃はさまざまな方法で顕在化しており、各々が特有の課題をもたらしています。たとえば、サイバー攻撃はますます、VMwareインフラストラクチャを標的化するようになっています。標的にはホストVMも含まれ、その場合は最重要の監視およびアラートツールがまったく機能しなくなるおそれがあります。これにより、ITチームには次のような疑問が浮かびます。「なぜ、機能停止のアラートがなかったのか?」 そして「攻撃の範囲はどの程度か?」 一方でファイルレベルでの攻撃発生時には、マルウェアを環境内に再侵入させかねない潜在的なバックドアやルートキットの存在により、ITチームが基盤オペレーティングシステムへの信頼を失いがちです。そうしたシナリオでは、ITチームは次のように問いかけていることに気づきます。「どうすれば直近のクリーンなデータを、侵害されている可能性のあるオペレーティングシステムからのマルウェアの再侵入なしに復元できるだろうか?」 組織としては、サイバーレジリエンスの確保に向け、多彩な攻撃シナリオの効果的な管理態勢を整えておく必要があります。

こうした課題へのシンプルな対応策の備えが済んでいるものと想像してみてください。インサイトにあふれたコンテキスト対応型ガイダンスを提供し、サイバーリカバリプロセスを合理化するツールです。混乱の中、攻撃範囲を検知し、データ消失を最小限に抑えながら、クリーンな復旧への明確な道筋を示してくれる存在に導かれているところを思い浮かべてみてください。Rubrikはこれを、生成AI機能をRubrik Security Cloudプラットフォームに統合する機会と捉えました。顧客が、複雑なサイバーリカバリシナリオを確信を持って明確に進めていけるよう設計されたプラットフォームです。

AI-Powered Cyber Recoveryのご紹介

Rubrik AI-Powered Cyber Recoveryは、生成AIが各シナリオに合わせて調整した包括的なタスクリストとガイド付きワークフローを使用することで、サイバー攻撃からの復旧をスピードアップできるよう設計される予定です。このユニークなアプローチが目指すのは、サイバーインシデント発生時における組織としての意思決定を合理化し、新たな脅威に迅速に対応することです。
 

Cyber Recovery


図1:Rubrik AI-Powered Cyber Recoveryによる順を追った提案

AI-Powered Cyber Recoveryは次の内容を実現できるよう設計が行われます。

VMレベルの異常アラートを検知:VMレベルの攻撃発生時に通知が行われます。攻撃中に最重要の監視ツールやアラートツールが停止した場合に特に有用です。また、このソリューションは、最新のクリーンなスナップショットからの復元方法の明確な指針の提供も目的としています。 

最もクリーンな直近データを使用したデータ消失の最小化:クリーンな復元を成功させ、最短の目標復旧時点(PRO)を達成するために、どのスナップショットやファイルを選択すればよいのかについての詳細な修復手順が手に入ります。このソリューションはまた、サイバーインシデント発生時の安全な仮想マシン復旧に向けたゴールドマスターvSphereテンプレートのプロアクティブな保護を円滑化します。

生成AI提案を使用した復旧の迅速化:特定の復旧シナリオに合わせて調整されたAI生成のタスクリストとガイド付きワークフローで、復旧を効率化します。ITチームは、サイバーインシデントの際に必然的に発生する意思決定の負荷と複雑さを軽減できるようになります。

Rubrik AI-Powered Cyber Recoveryは、今週ラスベガスで開催予定のVMware Explore 2023にて、ブース#207で展示されます。詳細を知りたい方は、当社ホームページにアクセスしてください。

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