本日、Rubrikは、世界中のデータの安全性確保という共通ビジョンの実現に向け、データセキュリティ態勢管理(DSPM)の第一人者であるLaminarの買収合意に至ったことを発表いたします。両社の融合により、企業、クラウド、SaaSの全体でサイバー体制とサイバーリカバリを統合し、包括的なサイバーレジリエンスをもたらすための、業界初のサービスが作られます。 

サイバーリカバリ(Cyber Recovery) + サイバー体制(Cyber Posture) = 包括的なサイバーレジリエンス

データはあらゆる組織において最も重要な資産であり、このデータを企業、クラウド、SaaS全体での急速な増加に合わせて安全に確保することは、ITおよびセキュリティチームが現在直面する最大の課題の1つです。今やデータはサイバー攻撃の主要標的となっており、59%の組織が、2022年にデータ侵害があったと回答しています。

セキュリティに対する従来のアプローチでは、今日における最新の脅威アクターを防ぐには不十分です。インフラストラクチャのセキュリティは、攻撃者を寄せ付けないことを重点対象としています。しかし、数十億ドルもの金額がつぎ込まれている中でも、攻撃者はデータにたどり着いている状況です。このことから、サイバーレジリエンスに対する新たなアプローチが求められています。サイバーリカバリとサイバー体制です。 

cyber resilience

サイバーリカバリは、データが常に使用可能で、攻撃の際にも迅速な復旧が可能な環境の確保に重点を置くアプローチです。Rubrikは、書き換え不可で完全に隔離されたバックアップにより、お客様がデータを侵害から保護できるよう支援します。サイバー攻撃に際して、お客様は攻撃の時間と範囲を的確に捉え、機密データ漏洩の可能性の有無を判断して、再感染防止のために復元すべきデータを迅速に把握することができます。

サイバー体制とは、プロアクティブな準備を指します。各組織ではこれまで、たとえば攻撃があった際に攻撃者の足跡を早期に見つけ出し、攻撃範囲を制限して、機密データの削除や抽出、あるいはその他の破壊行動の実行前に攻撃を止めるといった、可能な限りのあらゆる手段を講じてきたでしょうか。サイバー体制によって、機密データの全面的な可視性が手に入り、データへのアクセス権者やデータの使用状況を把握できます。こうした機能が、データセキュリティガバナンス(DSG)ポリシーの実施状況を評価するためのデータリスクアセスメント(DRA)の基本を形成します。

Laminarを選んだ理由

当社では、クラウドでのサイバー体制の必要性についてお客様と話し合う中で、DSPM製品の一流企業を買収することによって製品提供を加速させる機会を見出しました。多数のDSPMプラットフォームを精査し、その中でLaminarが、アーキテクチャの拡張性、コンシューマーグレードの顧客体験、総合的な製品機能、クラウドにおけるデータセキュリティ課題への深い理解により、リーダー企業として輝きを放っていました。数百時間をかけ、意欲的で、献身的で、謙虚な企業家である共同創業者のAmitとOranと膝を交えました。二人とも、その所在にかかわらずデータの安全性を確保するという当社のビジョンを共有する人物です。

Data Security

私は、今回の件が当社のお客様、パートナー、従業員にもたらす意義を考えると、大いに興奮しています。企業データセキュリティのリーダーであるRubrikの立場からは、Laminarのビジョンと製品ポートフォリオはクラウドへの理にかなった拡張です。これにより、セキュリティ部門において従前から欠落してきたクラウドデータへの可視性を提供できるようになるのです。この統合ソリューションは、企業、SaaS、ハイブリッドマルチクラウド環境の全体を対象に、サイバー体制とサイバーリカバリを単一のサービスに統合することで包括的なサイバーレジリエンスを実現する、業界初となる存在です。

データセキュリティ、DSPM、 Laminar、そして統合ソリューションに向けた当社ビジョンの詳細に関心をお持ちでしたら、近日開催のデータセキュリティサミットにぜひご参加ください。