Rubrik(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下 Rubrik)は本日、同社のデータセキュリティ・プラットフォームにAMD EPYC™プロセッサーを統合することを発表しました。AMD EPYCプロセッサーの採用により、Rubrikは企業向けにコスト効率と電力効率に優れたAI対応ソリューションを提供できるようになり、クラウド環境での導入オプションを拡大します。
エンタープライズ・コンピューティングの移行
今回の戦略的な拡大は、企業向けコンピューティング市場における大きな変化を反映しています。企業の間でオンプレミスからクラウド環境へと移行が進み、AIを活用したソリューションへの需要が高まる中、特に金融サービス業界をはじめとするセキュリティを重視する企業において、ミッションクリティカルな業務にAMDテクノロジーを採用する組織が増えてきています。Rubrikが発表した最新の調査レポート「2025年のデータセキュリティの現状:データ分散の危機」によると、ITリーダーの90%が分散型のハイブリッド環境を管理していると回答しています。
Rubrikの共同創業者兼CTOであるアルヴィンド・ニスラカシャップ(Arvind Nithrakashyap)は、次のように述べています。「オンプレミスからオンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッド環境への移行は、ビジネス・コンピューティングの歴史の中で最も重要な出来事の1つです。将来を見据えて、Rubrikは今後の製品群においてAMDの技術を主軸に採用していき、市場ニーズに応えながら、パフォーマンス効率における明確な利点を提供していきます。」
妥協のないTCO削減
パフォーマンスやセキュリティを損なうことなく、総所有コスト(TCO)削減という高まる顧客ニーズに応えるため、Rubrikは2018年にE1000アプライアンスで始まったAMDとの協力関係を強化しています。現在では、RubrikのCloud Native Protectionの約50%がAWS、Azure、GCPのAMDインスタンス上で稼働しており、今後も継続的に支援していく予定です。
Rubrikは現在、サードパーティ製のハードウェア・エコシステム全体でAMD EPYCプロセッサーの対応を大幅に拡大する予定です。既にDellやHPEのプラットフォーム上で利用可能なソリューションを提供しており、次の四半期中にはCiscoベースのソリューションも発売予定です。
RubrikはCloud Native ProtectionとRubrik Cloud Clusterの2つのクラウドサービスを提供しています。現在、Cloud Native Protectionの50%近くは、AWS、Azure、GCPのAMDインスタンス上で稼働しています。7月末までには、AWS、Azure、GCP、OCIのRubrik Cloud Cluster向けにAMDインスタンスのサポートを追加する予定です。
Rubrikの共同創業者兼CTOであるアルヴィンド・ニスラカシャップ(Arvind Nithrakashyap)は、次のように述べています。「当社のお客様において、設備投資と長期的な運用コストの両方を最適化するために、AMD搭載のソリューションに対する要望が高まっています。RubrikのAMD製品の拡充により、今後はお客様により多くの選択肢を提供し、データセンターのコスト効率と持続可能性に関する重要な要件にも対応していきます。」
AMDのエンタープライズ&HPCビジネスグループのコーポレートバイスプレジデントであるデレク・ディッカー(Derek Dicker)氏は、次のように述べています。「AMD EPYCプロセッサーは、圧倒的なパフォーマンスと最先端のエネルギー効率を兼ね備えており、Rubrikのような企業が、お客様のデータセキュリティ需要の高まりに対応するとともに、環境負荷への削減にも貢献できます。RubrikがAMD EPYCプロセッサーの採用を拡大することで、こうしたメリットをより多くのお客様に提供できることを光栄に思います。」
顧客企業にとっての主なメリットは以下の通りです。
- TCOの削減:初期の設備投資を最大5~10%削減できるほか、消費電力の削減により、継続的な運用コストを大幅に削減できます。
- クラウド導入オプションの強化:地域やアベイラビリティゾーンを横断し、ハードウェアの利用可能性が向上することで、より迅速かつ強靭なクラウド展開を実現します。
- 環境負荷の低減:電力消費の削減により、持続可能性の向上とデータセンターの運用コストを削減できます。
- 将来に備えたプラットフォーム:今回の協業は、今後のRubrikの製品や機能の基盤を築くものであり、Rubrikは今後すべてのサーバーとクラウドインスタンスにおいてAMDを中核技術として採用していきます。
今回の協業拡大がRubrikの顧客企業にもたらす価値の詳細や、RubrikのCEO兼共同創業者のビプル・シンハ(Bipul Sinha)とAMDの会長兼CEOのリサ・スー(Lisa Su)氏による基調講演は、こちらよりご覧ください。
Rubrik(ルーブリック)について
Rubrikは、世界のデータを安全に保護することをミッションとしており、Zero Trust Data Security™で企業がサイバー攻撃、悪意のあるインサイダー、および業務の中断に対するビジネスの回復力を達成できるよう支援します。機械学習を活用したRubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、およびSaaSアプリケーション全体のデータを安全に保護します。またRubrikは、データの安全性を維持し、厳しい条件下でのデータの可用性を実現するとともに、データのリスクと脅威を継続的に監視し、インフラストラクチャが攻撃された場合でもデータと共にビジネスの復旧を支援します。
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