現在のデジタル経済において、データは最も価値ある資産の1つです。データを失うと、金銭面のリスクや風評被害の危険性が高まり、元の状態に戻るまで何年もかかります。

ノートパソコンに保存していた家族の写真データを失った人から、ミッションクリティカルなデータベースを失った企業まで、データ損失問題の規模は甚大です。しかしこれは、単にファイルが見つからないというだけの問題ではありません。組織を運営する上で必要不可欠な情報が突然消えてしまうということなのです。 

 

データ損失の原因

データロスを起こさないためには、まず脆弱性がどこにあるのかを理解する必要があります。脆弱性というと"ハッカー"のような存在を思い浮かべがちですが、実際にはもっとありふれたところに原因は潜んでいる場合が多く、しかもその損害規模は決して小さくありません。

  • ヒューマンエラー:最も頻繁に起こるデータ損失の原因です。これには、ディレクトリを削除するコマンドの"タイプミス"、重要なドキュメントの誤った上書き、データの書き込み中に起きる不適切なドライブの取り出しなどが該当します。

  • ハードウェアおよびソフトウェアの障害:物理的なコンポーネントは最終的に故障します。機械式ハードドライブが"ヘッドクラッシュ"を起こしたり、ソフトウェアのバグが原因で保存中にシステムがクラッシュし、ファイルが破損して読み取り不能になってしまうことがあります。

  • サイバー攻撃とマルウェア: この脅威が最も急速に拡大しています。例えば、ランサムウェアは単にデータを盗むだけでなく、サーバーインフラ全体を暗号化し、身代金が支払われるまでデータを"使用できない状態"にしてしまうのです。フィッシングやウイルスも、感染するとデータの完全性が大きく損なわれます。

  • 自然災害: 私たちには自然の力をコントロールできません。突然の火災、洪水、あるいは大規模に急激な電圧上昇が起きると、オンプレミスのハードウェアは物理的に破壊されてしまい、オフサイトの冗長性がなければデータ復旧ができない可能性があります。

 

The four most common causes of data loss

データ損失による影響

IT部門だけがデータロスの影響を受けるということはほぼありません。一般的には組織全体に波及し、収益から市場におけるブランドの立ち位置まで、あらゆるものに影響を与えます。

  • 業務上のダウンタイム: データが消えると、業務は止まります。顧客記録、プロジェクトファイル、社内ツールなどにアクセスできなければ、何の作業も進めることができず、生産性は大きく下がります。

  • コンプライアンスおよび法令違反: 顧客に所有権がある個人データを失った場合、GDPRやHIPAAなどの規制により、厳しい罰則を受ける可能性があります。監査や訴訟のためにデータを提出できないことも法的リスクです。

  • 金銭的損害: サービスの復旧にかかる費用に加え、販売が中断したことによる収益の損失や多額の身代金の支払い、規制による罰金の支払いといった問題に直面します。

  • 評判の悪化: 信頼は簡単に失われますが、取り戻すのは難しいものです。不十分なセキュリティやバックアップの欠如によって自分の情報が失われたことをクライアントが知った場合、顧客は競合他社に流れやすくなります。

Consequences of Data Loss

データ損失の種類

すべてのデータロスイベントが壊滅的な影響をもたらすわけではありませんが、その深刻度に基づいた対応が必要です。

  • 一時的なデータ損失: この場合、ファイルにはアクセスできないものの、データは存在しています。たとえば、ドライブのセクターが破損しファイルが開けなくても、多くの場合専門的な復旧ソフトを使えば、ファイルを元に戻すことができます。

  • 永久的なデータ損失: これは元に戻せません。ドライブが物理的に破壊されたり、ファイルがディスク上で複数回上書きされたりすると、他の場所にバックアップが存在しない限りその情報は永久に失われます。

  • 部分的なデータ損失: 特定のデータセットやアプリケーションの一部に影響します。システムにログインすることはできても、過去6ヶ月分の履歴が失われている場合があります。

 

データ損失を防止する方法

一般的に復旧よりもデータ損失を事前に防止した方が費用対効果は高くなります。Rubrikでは、あらゆるレベルでデータを保護するよう設計された、多層的な防御戦略を推奨しています。

  • 3-2-1バックアップルールの実装: これはデータ保護を行う上で最も信頼できる基準です。データのコピーを3つ作成し、2種類の異なるメディアに保存し、そのうちの1つをオフサイトまたはクラウドに保管しておきましょう。

  • 書き換え不可なバックアップの活用: ランサムウェアは相手を支払いせざるを得ない状況に追い込むため、多くの場合、最初にバックアップを標的にします。ストレージを書き換え不可な状態にすることで、一度書き込まれたデータの変更や削除を防止し、常に復元用の"クリーンな"コピーを保持できます。

  • 従業員トレーニング: スタッフ自体が"人によるファイアウォール"になり得ます。フィッシングの可能性を認識し、安全なファイル処理手順に関して定期的なトレーニングを受けることで、データ侵害やロスにつながる偶発的な削除や認証情報の盗難を防止することができます。

  • 先を見越したITメンテナンス: クラッシュが起きるまで待っていてはいけません。定期的にソフトウェアにパッチを適用してセキュリティギャップを埋め、ハードウェアの健全性を確認し、老朽化したドライブを故障する前に交換します。

  • セキュリティソフトウェア: 高度なマルウェアなどのデータセキュリティ対策ソフトウェアやファイアウォールを導入し、リアルタイム監視を行って、脅威がデータに到達する前に遮断します。

 

データ復旧:データ損失が起きた場合のセキュリティ対策

データ損失に気付いたら、影響を受けたシステムの使用を直ちに停止してください。使用し続けると、保存しようとしている正にそのデータが上書きされてしまう可能性があります。企業の場合は、ここで障害復旧(DR)計画を発動させます。

Rubrikならバックアップのスナップショットを閲覧して"ライブマウント"を実行し、数日ではなく数分で迅速にデータにアクセスできるよう復元させます。サイバーレジリエンスを確保することで、損失の原因に関係なくダウンタイムを最小限に抑え、素早く業務を復旧できるよう支援します。

データ損失を最小限に抑えるベストプラクティス

ベストプラクティス

重要な理由

3-2-1バックアップ戦略の適用

冗長性を確保し、1つの被害で全てのコピーが破壊されることがないようにします。

定期的な復旧テスト

テストしていないバックアップはただの"希望"にすぎません。定期的なテストを行うことで、データが実際に復元可能なものであることが保証されます。

書き換え不可なストレージの使用

セーフティネットを削除しようとするランサムウェアに対する一次防御です。

ゼロトラストの原則

信頼できる人はいないと予め想定して対応することで、偶発的または悪意のあるユーザーから受ける損害を制限します。

データ損失の防止と復旧に対するRubrikのアプローチ

Rubrikでは、従来のバックアップを超えることを信条にしています。サイバーレジリエンスに焦点を当てた取り組みを当社では推進しています。ランサムウェア検出を書き換え不可なバックアップや自動的な復旧連携と統合させることで、単にお客様のデータの"バックアップをとる"だけでなく、データが真に保護されるよう努めています。

また当社のプラットフォームはリアルタイムで異常を監視し、脅威が検出された瞬間に警告を発します。これにより影響を受けたファイルだけを復元する外科的な対応をとることができ、ダウンタイムを大幅に削減し、組織のコンプライアンスと運用性を確保します。

Rubrikがお客様のビジネスをデータ損失から保護する方法をぜひご覧ください。当社のプラットフォームの実際の動作をご覧になりたい方は、営業担当までお問い合わせください。
 

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