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2年前、RubrikではRubyをリリースし、専門知識のレベルを問わずあらゆるお客様がバックアップと復旧の操作を実行できるようサポートすること、および、より使いやすいRubrik Security Cloudの実現を目指しました。Rubyをサイバーレジリエンスのワークフローに統合し、「何が起きたのか?」あるいは「どうすればよいか?」といった質問をお客様が投げかけられるようにしました。
しかしこの2年間で私たちを取り巻く状況は大きく変化しました。巧妙さが増していく脅威に対し、ITチームは限られたリソースを使ってますます複雑化する環境を保護しなければならないという、計り知れないプレッシャーにさらされています。
残念ながら、優秀なエンジニアのクローンを作ったり、現在のチームがすべてのアラートに対応するために1日の時間を増やしたりすることはできません。 バックアップが失敗したりランサムウェア攻撃のアラートが発せられたりしたとき、AIアシスタントとチャットで話す必要はありません。必要なのは、自ら動くAIです。
そこでRubrikでは、Rubyを生成AIアシスタントからエージェント型AIチームメイトに進化させました。今やRubyは、単に質問に答えるだけのAIではありません。お客様のポリシーや承認の範囲内で動作し、目標とコンテキストを理解し、分析し、提案を行います。そしてお客様の許可を得た場合にのみ、自ら行動します。
Rubyの活用例
AIの進化に伴い、Rubyも進化してきました。Rubyを最初にリリースしてから2年間、RubrikではAIテクノロジーへの投資を継続し、ITチームが直面する負担の軽減に努めてまいりました。サポートに寄せられるリクエスト内容を分析し、価値の創造につながらないにもかかわらず何時間も労力を費やしている煩雑な作業を特定しました。多くの場合、障害のトラブルシューティングや日常的なバックアップ業務の管理に貴重な時間が費やされています。
Rubyを使えば、時間をもっと効率的に活用できます。日常業務でのRubyの使い方とメリットを以下にご紹介します。
トラブルシューティング:バックアップが失敗した場面を思い浮かべてください。クラスターとログを行き来して自ら分析する代わりに、Rubyが根本原因分析を実行します。たとえば、「vCenterが切断されています。接続を更新してジョブを再開してください」とRubyから提案があります。お客様がその内容を承認すると、Rubyが実行し、成功したことを確認します。修正に何時間もかける必要はなく、数分で作業が完了します。
レポート作成:時間とリソースを消耗するもう1つの代表的な作業は、さまざまなチームから寄せられる質問への対応です。財務チームは、ストレージ費用が急増した理由を知りたがっています。経営陣は、今週のバックアップ成功率について尋ねてきます。コンプライアンス部門では、評価の集計を必要としています。こうした要望に応えるためには、複数のビュー、期間、オブジェクトタイプからデータを取得し、手動でメトリクスを収集して、生データをインサイトに変換する必要があります。
Rubyを導入すれば、簡単なプロンプトを入力するだけで回答が得られます。たとえば、Rubyに「クラスター別の7日間のコンプライアンス状況を表示してください。遵守率が95%未満のものはハイライト表示してください」と尋ねてみます。するとRubyは、適切なデータと定義をマッピングし、アクセス制御を遵守しながら、視覚的にわかりやすいレポートを返します。それを元にさらに簡単なプロンプトを使用して、データの深掘り、フィルタリング、あるいは週次レポートのスケジュール設定ができます。
復旧:最後に最も重要な作業、復旧についてです。 M365のようなビジネスに不可欠なSaaSアプリを思い浮かべてください。障害が発生し、Exchange、OneDrive、Teams全体で数千人のユーザーに影響が及んだ場合、指を鳴らすだけで、そのすべてを即座にオンラインに復旧できるわけではありません。復旧には数週間、あるいは数か月かかることもあります。
Rubyを使用すれば、危機への迅速な対処に必要な、事業継続に必要な最小限の機能の復旧に集中できます。まず、経営幹部や法務部門など、最初にオンラインに戻す必要がある対象者をRubyに伝えます。するとRubyがアクセスの遠隔測定データを分析して、該当するチームが今すぐ機能するために必要なデータを正確にマッピングします。さらに、的を絞った復旧計画を作成し、お客様に復旧の許可を求めた上で、重要なグループをオンラインに復帰させます。
自信を持ってAIを導入しましょう
アクセスする可能性があるビジネスに不可欠なデータにはすべて、厳格なガードレールが必要です。Rubyを導入すれば、維持したい管理レベルを正確に決定できます。承認を必要とする推奨事項を提示してくれるアドバイザリーモードや、厳格な境界内で事前承認済みのアクションについては自動的に実行する事前承認型の実行モードなど、使いやすい運用モデルを選択できます。
これらのモードを使い分けることで、お客様自身のペースでRubyを導入し、実装できます。たとえば、アドバイザリーモードを使うことで、説明可能性と監査証跡に基づいた提案内容に安心感を得ながら、Rubyの導入戦略を作成できます。Rubyの使い方に慣れてきたら、ポリシーを設定し、Rubyがアクションを実行する前に承認が必要な箇所を定義できます。定期的なバックアップの失敗や週次のコンプライアンスのスナップショットから始め、信頼性が高まってきたら徐々に範囲を拡大していくとよいでしょう。
Rubyを企業全体に完全に導入することでもたらされる主なメリットは以下のとおりです。
中断やエスカレーションの削減
解決や復旧までの時間短縮
すべての関係者に対する一貫性のある正確な回答
日々の作業時間の削減
目標を理解し、環境全体を見て判断し、お客様の管理下で安全に行動するチームメイトを迎える準備はできていますか? 自社環境への導入をご検討のお客様は、Rubrikのチームにお問い合わせいただくか、簡単なツアーをご覧ください。