テクノロジー2026/09/15閲覧時間15分

エージェント主体へと移行する企業。それに続くサイバーレジリエンス。


数十年にわたり、ソフトウェアは手作業を自動化してきました。AIはソフトウェアを進化させ、情報の統合、コンテンツの生成、意思決定の迅速化を実現しました。 

現在、企業は「支援」から「実行」へとシフトしています。 

AIエージェントは、自律的に推論を行い、ツールを呼び出し、複雑なワークフローを実行し始めています。これにより、企業の能力は根本的に拡大しますが、同時に、誤った判断や侵害されたエージェントの影響が、今やマシンの速度で伝播してしまうため、運用リスクも凝縮されます。

企業は、エージェント主体へと移行しています。問題は、企業のサイバーレジリエンスがそのシフトに対応できているか、ということです。

何十年もの間、サイバーセキュリティは人間のペースで運用されてきました。すなわち、信号が発せられ、アナリストが調査し、判断が検討され、オペレーターが行動するという流れです。そのモデルは、防御側が攻撃者のスピードについていけることを前提としています。2026年6月に開催されたRubrikのイベント「FORWARD」で、RubrikのCEOであるBipul Sinhaが共有した通り、今日、横展開型の脅威は39秒で発生します。 

人間のスピードの調査では、AIのスピードで仕掛けられる攻撃に対抗することはできません。サイバーレジリエンスもまた、エージェント主体へと移行しなければなりません。それこそが、業界で最も包括的なサイバーレジリエンスエージェント、Rubrik AIの役割です。Rubrik AIは、新たなAI駆動型の脅威から企業を守ります。

 


エージェント型サイバーレジリエンスの4つの柱

Rubrik AIは、セキュリティを「受動的な会話」から「能動的な実行」へと移行させます。以下の4つのコア機能を通じて、データ、アイデンティティ、アプリケーションの各レイヤー全体で直接動作します。

  • 検出:Rubrik AIは、チームがどこを確認すべきか把握するよりも前に、データ、アイデンティティ、アプリケーション全体にわたる異常やセキュリティ信号を継続的に検出します。一般的なエージェントはコンテキストなしで機能を開始しますが、Rubrik AIは、お客様の包括的なセキュリティ態勢に基づいた推論を行います。
     

  • 推論:Rubrik AIは、脅威と同じスピードで根本原因を診断し、多段階のレジリエンス対応を計画します。詳細なデータとアイデンティティコンテキストを評価し、何が起こり、何が侵害されているか、そしてどのように復旧すべきかを迅速に特定します。
     

  • 実行:Rubrik AIは、示された意図に基づいて複雑なワークフローを実行します。オペレーターに作業を差し戻すのではなく、ネイティブなプラットフォームスキルを組み合わせて、エンドツーエンドの成果を提供します。
     

  • 連携: RSCにより、企業全体にわたるサードパーティ製ツールや外部エージェントが、当社のデータ、コンテキスト、機能をオンデマンドで活用できるようになります。
     

Rubrik AIは、単一のモノリシックなモデルに依存するのではなく、マルチエージェントアーキテクチャ上で動作します。このアーキテクチャでは、ルートオーケストレーターの下で、専門のエージェントが検出、推論、実行を処理します。これらのエージェントは、アーキテクチャの状態に関する情報を単に提示するだけの仮想アシスタントとは異なります。Rubrikのエージェントは、置かれた状況を理解し、計画を策定して、企業を保護するための行動を起こします。

 


コンポーザブルなスキルで投資効果を最大化

AIモデルは、認識できるデータと実行できるアクションの範囲でしか有用ではありません。従来のダッシュボードに汎用的な大規模言語モデルを付け加えたところで、出来上がるのはエージェントではなく、テキストボックスに過ぎません。

しかし、Rubrik AIは違います。Rubrikは、10年にわたる実環境での復旧プロセスを、コンポーザブルなエージェントスキルとして体系化しました。すでに利用しているあらゆる機能が、エージェントが順序立てて実行できるオンデマンドのスキルへと変わります。

  • エージェント型復旧:重要な業務を最優先で復旧させるために、対象範囲の特定と、復旧手順の精密な順序付けを自動で実行します。

  • 即時の可視化:手動でスクリプトを作成することなく、オンデマンドでデータをマッピングし、コンプライアンスレポートを可視化します。
     

  • 自律型診断:プロアクティブな根本原因の相関分析と自動化されたエラー解決により、アーキテクチャに対する強力な分析結果が得られます。
     

必要なビジネス成果を指定するだけで、Rubrik AIが必要なスキルを構成し、操作を順序立てて、修正を実行します。プラットフォームとスキルのエコシステムが拡大するにつれて、エージェントの機能も相乗的に向上していきます。その結果得られるのは、固定されたAI機能群ではなく、基盤となるプラットフォームがエージェントを継続的に強化し続けるアーキテクチャです。

 


連携する力:Rubrik MCPのご紹介

企業は単一のエージェントを運用するのではなく、エコシステムを運用することになります。例えば、アラートを調査するセキュリティエージェント、チケットを発行するサービス管理エージェント、あるいは特定のチームのワークフロー用に構築されたカスタムエージェントなどです。 

これらのエージェントはそれぞれRubrikからの回答を必要としますが、Rubrikの認証情報を必要とすべきではありません。

だからこそ、私たちはRubrik MCPを構築しました。Rubrik MCPは、Rubrik Security Cloud(RSC)を、Model Context Protocol(MCP)互換のあらゆるエージェントが検出および呼び出し可能な、標準化されたツールセットとして公開するものです。これには、保護、異常、コンプライアンスに関するインテリジェンスへのフル読み取りアクセス権に加え、厳選された確定的な書き込みアクションのセットが含まれます。

コンソールに適用されるロールベースのアクセス制御は、すべての呼び出しにも同様に適用されます。Rubrik MCPの認証はサービスアカウントを介してRSCで行われ、チームがすでに信頼しているアクセスモデルをバイパスするような近道は存在しません。

インシデント発生時にこれがどのような状況をもたらすかと考えてみましょう。現在、アナリストは作業を中断し、Rubrikにログインした上で、手動でデータをチケットに転記しなければなりません。Rubrik MCPを使用すると、ServiceNowエージェントがオープンスタンダードを介してRSCに直接、「このホストの最後のクリーンな復旧ポイントはどこか?また、その影響範囲はどの程度か?」といった問い合わせを行います。RSCが自社のデータとアイデンティティグラフを評価し、人の介入や認証情報の受け渡しを必要とすることなく、数週間ではなく数時間でクリーンな復旧状態を回答します。

このプラットフォームは、わざわざアクセスしなければならない場所ではなく、環境内のあらゆるエージェントが呼び出せるインテリジェンスレイヤーとなります。Rubrik MCPは、2026年9月30日に一般提供を開始する予定です。

 


あらゆる環境向けに設計、本番環境で実証済み

Rubrik AIは、技術チームがすでに業務を行っている環境で連携します。

  • エージェント型UX:自然言語によるインタラクション、影響範囲の可視化、Rubrik Security Cloud内での自動復旧計画を提供します
     

  • MCP:RSCインターフェースにより、サードパーティエージェントやカスタムエージェントがRubrikのメタデータへ安全にクエリできます


これは研究プロジェクトではありません。Rubrik ITは、Rubrik AIを主要な社内リファレンス環境として運用しています。すでに3社に1社以上の顧客がRubrik AI機能を利用しており、デザインパートナーによる早期アクセス枠は申し込みが殺到しています。

「Rubrik AIのおかげで、率直に言って業務が格段に楽になりました」と、DatacentrixのシニアバックアップスペシャリストであるMpho Mongalo氏は述べています。「以前は、夜間に何が起きたのかを突き止めるために、何ページもの失敗ログをチェックしなければならず、午前中はとても面倒でした。今では、Rubrikを開くだけで、バックアップがなぜ失敗したのか、そしてどう修正すべきかを正確に説明する明確な要約を即座に確認できます」

 


管理された自律性:人間による「作業」は排除、「管理」は維持

高速な実行は、決して制御不能な自律性を意味してはなりません。Rubrik Agent Cloudが設計段階からRubrik AIを管理します。

  • 厳格なRBAC準拠:エージェントは、基盤となるユーザーにアクセス権限がないデータを閲覧したり、アクションを実行したりすることは決してできません。
     

  • ヒューマン・イン・ザ・ループによるガードレール:破壊的または状態を変更するアクションには、ユーザーによる明示的な確認が必要です。
     

  • 完全な監査可能性:Rubrik AIは、すべてのエージェントによる呼び出しを、タイムスタンプ、ユーザーコンテキスト、エージェントアイデンティティとともに記録します。
     

その目的は、ループから人間を排除することではありません。判断が不可欠な領域において制御を維持しつつ、単調な手作業から人間を解放することです。
 


「AI and Identity Summit」でRubrik AIのライブを見る

企業は、エージェント主体へと移行しています。サイバーレジリエンスもまた、エージェント主体へと移行しなければなりません。

Rubrik AIの実力を確認してみませんか? 2026年9月15日に開催されるRubrikの「AI and Identity Summit」にぜひご参加ください。

ぜひ、当社エンジニアリングリーダーによるライブ技術デモンストレーションをご覧いただき、初期導入企業による事例を直接お聞きいただき、企業全体でエージェント型サイバーレジリエンスを導入する方法をご確認ください。

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