データ障害が発生した場合、バックアップを利用してデータを復元できる組織は、平均するとわずか5%に過ぎないことをご存じでしょうか? データ障害発生時に、組織がデータのクラウドバックアップにどれほど依存しているかを考えると、これは懸念すべきことです。
適切な保護がなければ、データ障害は事業に甚大な被害を及ぼす可能性があります。しかしながら、適切なデータバックアップソリューション・復元ソフトウェアを導入しておけば、運用上の障害、ランサムウェア攻撃、データ破損が発生した場合でも問題を最小限に抑えることができます。
ここでは、データ障害へのガイドとして、消失したデータの発見と保持について知っておくべき情報をご紹介します。
バックアップと復元ソフトウェアの最も一般的な活用法の1つは、組織をデータ損失から保護することにあります。これは、潜在的な障害や予期せぬ事象からの事業復旧を可能にするため、あらゆる組織のプロセスにおいて重要なステップとなります。一般的に、アプリケーションを使用して重要なデータをバックアップし、必要に応じて不可欠な情報を即座に復元します。
昨今、情報の保存と転送の大半は、デジタル上で実施されます。かつてのように、オフィスで分厚いバインダーやファイルを保管する必要がなくなりました。今はボタンをタッチするだけで、ファイルにアクセスできます。しかし、デジタル上での記録に移行したビジネス界は、新たな問題に遭遇しました。
クライアントの機密事項や個人情報すべてを保存しているハードウェアが故障、紛失、または盗難されたらどうなるでしょうか? もしソフトウェアにバグがあり、事業にとって不可欠な記録の重要な一部が永久に消去されたらどうなるでしょう?
自社がいつデータ障害に見舞われるかを、確実に見通すことは不可能です。しかし、事故や運用上の障害は発生しますし、ハッカーがいつ、どこで攻撃を仕掛けるかを正確に予測することは極めて困難です。そのため、事業のためにできる最善の策は、データ災害対策計画を策定しておくことです。
データ災害対策計画には、専門的な被害抑制チーム、侵害発生時にクライアントへ提供する規定の情報、および影響を受けるデータの管理対策などが含まれる場合があります。このような計画を十分前もって整備しておくことで、データ侵害が事業に与える被害を軽減し、時間、コスト、そしてストレスを抑えることができます。
優れたデータ災害対策計画において、最も重要な2つの要素は、 データのバックアップ戦略と復元です。
データバックアップとは、機器の故障やその他のデータ障害に備えて、物理または仮想のファイルやデータベースを、保存を目的として二次的な場所にコピーするプロセスです。データのバックアップは、あらゆる障害復旧(DR)計画において、不可欠な構成要素です。組織は重要なデータをバックアップする際、特定時点のスナップショットを取得・同期することで、削除されたデータを以前の状態へと復元できるようにします。
簡単に言えば、データバックアップはデータ損失を防止するためのものです。データのバックアップは、削除されたファイルの復元や、誤って上書きされたファイルの復元を可能にします。特筆すべきは、バックアップは通常、組織がランサムウェア攻撃から復元する際の最善の選択肢となる点です。
では、どのデータを、どの程度の頻度でバックアップすべきでしょうか。バックアッププロセスは、重要なデータベースやアプリケーションを対象として実施されます。このプロセスは、バックアップの頻度や必要なレプリカ(複製)の数を規定する事前定義済みのポリシー、ならびにデータの迅速な復旧基準を定めるサービスレベル合意(SLA)によって管理されます。
完全バックアップに加え、組織では通常、一連の差分バックアップや増分バックアップをスケジュールし、前回の完全バックアップ実行後に行われた変更データのみをバックアップの対象とします。
バックアップを取得していることは重要ですが、そのバックアップからデータを復元することも同様に重要です。データ復元とは、消失、誤削除、破損、あるいはアクセス不能となったデータを、ストレージ領域へと復旧するプロセスです。一般的に、データ復元とは、バックアップからサーバーや外部ストレージシステムへデータを復旧することを指します。
例えば、インスタントリカバリ(リカバリ・イン・プレース)は、ユーザーのワークロードをバックアップサーバーへリダイレクトすることで、復元までの待ち時間の解消を図ります。スナップショットが作成されるため、バックアップストレージは常にクリーンな状態に保たれ、すべてのユーザーの書き込み操作はそのスナップショットにリダイレクトされます。ユーザーがバックアップ仮想マシン(VM)上で作業している間に、バックグラウンドで復元プロセスが開始されます。ユーザーは復元が行われていることに気づかず、復元が完了すると、ユーザーのワークロードは元のVMにリダイレクトされます。
データ復元プロセスにおいては、データ復元ソフトウェアの速度と、最小限のデータ損失でデータを復元できることが特に重要です。
データをバックアップし、消失したデータを復元する方法は数多く存在します。ここでは、最適かつ最も一般的な手法をいくつかご紹介します。
物理バックアップは、CD、フラッシュドライブ、外付けハードドライブなどで構成されます。これらは記憶装置として機能する物理的なデバイスであり、プライマリシステムに障害が発生した場合には、実質的に別のコンピュータとして機能します。物理バックアップの良い点は、情報の場所やアクセス方法に迷うことがない点です。
テープバックアップは実質的にデジタルデータの黎明期から存在しているため、これはおそらく最も古い差分バックアップ手法と言えますが、その古さゆえに大きな欠点もあります。そもそもデータ障害が発生したその時に、物理バックアップデバイス自体も損傷してしまえば、データはやはり消失を免れません。
物理バックアップに代わる最新の手法がクラウドストレージです。この手法では、Rubrikのようなバックアップシステムを活用し、クラウド上、およびオンプレミスやリモート環境全体でデータを保護します。クラウドストレージを使用すれば、物理的なストレージデバイスは不要になります。データはセキュアなサーバー上で暗号化され、適切な資格情報と権限があれば、どのようなデバイスからでもアクセスできるようになります。
クラウドバックアップは、組織の情報を記録するために定期的なスケジュールで実行するよう設定できるため、更新や保守が容易です。また、障害が発生した際、従来の物理バックアップよりも迅速にアクセスし、実装することができます。
事業継続性と障害復旧(BCDR)は、事業で使用している現在のサーバーやプログラムのスナップショットを保存するシステムです。データ障害が発生した場合、数分以内にBCDRへ切り替えられ、最新のサーバーやプログラムが起動して、事業をできるだけ早期に再開できます。
BCDRは、自動復元を実現する優れたフェイルセーフです。これにより、障害後に手動で再起動する必要がなくなり、その分の時間を被害の評価や対応に充てることができます。
復旧(レストレーション)は、最も一般的なランサムウェアの復元手法の一種です。これらのプログラムは、高度なアルゴリズムを使用して、オペレーティングシステム内のインデックス化されていないデータや別の方法でインデックス化されたデータを探索します。その後、データが見つかれば、それが引き出され、システム自体に再保存可能なインデックス付きファイルとして確立されます。
復旧は次の3段階で実行されます。
ファイル復旧。これは最も単純なデータ復元手法であり、論理障害によって消失した単一のファイルに焦点を当てます。
ボリューム復旧。ファイル復旧の一段階上であり、論理障害によって消失した多数のファイルやフォルダの保存を試みるプログラムです。
ベアメタル復旧。これは最も強力な復旧手法であり、バックアップからシステム全体を復元させようとするものです。これは、大規模な論理障害または物理障害のいずれかが発生した場合に使用されます。
大半の復旧プログラムは、これら3段階すべての深刻度に対応して実行することができ、比較的迅速に動作します。システムに何が残っているかにもよりますが、ファイル復旧がわずか数分で済むのに対して、ベアメタル復旧には数時間かかる場合があります。
データ仮想化はBCDRと非常によく似ています。これは仮想サーバーの別の活用法であり、今回はバックアップから呼び出されます。仮想化はBCDRの基盤となることが多い一方で、スタンドアロンのテクノロジーとして使用されることもあります。
データ仮想化には、以下の2種類があります。
ローカル仮想化では、物理バックアップデバイスから仮想サーバーを呼び出します。
クラウド仮想化では、クラウドストレージから仮想サーバーを呼び出します。
どちらの種類も、メインサーバーやオペレーティングシステムが保護または修復されている間、事業を継続させるために使用することができます。データ仮想化は、長期的な解決策とは言えませんが、事業停止期間を短縮する手段としては有効です。
Rubrikのエキスパートは、データ障害によって事業を遂行できなくなることが、企業やクライアントにとって大きなストレスとなることを理解しています。
そのため、Rubrikは重要な情報に対して柔軟なアーカイブオプションを備えた、最先端のデータバックアップと復元のテクノロジーを提供しています。Rubrikのデータバックアップと復元の統合プラットフォームは、すべてのデータをより効率的に管理するのに役立ち、各種自動化ポリシーによって、管理作業に費やす時間を最大90%削減します。さらに、継続的なデータ保護により、ランサムウェアやデータ破損が発生した場合でも、実行可能な最新のバックアップへほぼ瞬時に 復元することで、データ損失を最小限に抑えることができます。
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